遂に発売されたボクタノジーンズ
スペシャルムービーを見ていないという方!!!!
まず、今すぐ
どうぞご覧ください
Music EVISBEATS
Produced by Kouhei Makita
私たちがTHEモンゴリアンチョップスとして服作りを始めたのが2013年の春頃なんですが
Tシャツ以外で初めてちゃんと作った洋服がジーパンなんです
「C-PANTS」というリジット(ノンウォッシュ)のそのジーンズは
Levi’sの、というかジーパンの大定番と言ってもいい「501」のその中でも
一番脂の乗っていた頃(勝手な解釈)の通称 ”47年モデル ” をベースに
残すところと排除するところを自分たちなりに取捨選択した、削ぎ落とし系デニムでした
気になる方はBLOG内で検索してみてください
そんな僕たちの中でもかなり思い入れの強いアイテムであり
大好きなジーパンを
この度、大好きな方に作っていただいたのが今回紹介する「ボクタノジーンズ」なのです!!!
実は何年も前から
「ボクタノのジーパン欲しいよな」って話は、二人の間でしていて
でもどんなアプローチがボクタノのジーパンとして相応しいのかがあまりピンと来てなかったのと
ボクタノの店舗に試着室がなかったこと
これらが要因でなかなか実現せずにいました
それが去年
コロナ騒動によって新世界はガラッガラになって
ボクタノの店舗も、以前まで来てくれていた観光ついでにってお客さんが全く来なくなり
それだと店頭スタッフも暇すぎて楽しくないだろうと、思い切ってお店を閉めたのがターニングポイント
その辺りから今後のボクタノの事、方向性を考えていく中で
お店があったときにはなかなかできなかったワクワクするやりたい事が色々出てきて
ある種、ボクタノSHOPの呪縛から解かれて「BOKU HA TANOSII」の可能性が広がった
そんな感じ。
そのワクワクするやりたいことのひとつが
「TANOSIIを共有するモノ作り」
ってこと。
今までありがたいことに、BOKU HA TANOSIIとしてたくさんコラボレーションさせていただき
もちろんその中で「TANOSIIの共有」は実現できていたのですが
それはもうちょっと「BOKU HA TANOSII」というブランドとしてのコラボレーション(共有)という意味合いが強いイメージで
今回のは絶妙にニュアンスが違って
「BOKU HA TANOSIIのジーンズを作ろう」ってはじまったというよりかは
「耕平さんに作ってもらったボクタノジーンズが欲しい」
そんな入り口から入った感じで
すいません、めちゃくちゃ絶妙で違いわからないと思いますが・・
でも結構僕らの中では、ボクタノSHOPを閉めてからBOKU HA TANOSIIに対して劇的な考え方の変化があったんです。
と、ここで耕平(牧田耕平)さんの説明をさせてもらうと
裏原全盛期にMOTIVEっていうブランドを東京でバリバリやってた方で
今は大阪でTHE UNIONってブランドをされています。
僕らのブランドを創設当初から応援してくれていて
困った時はまず相談する兄貴的存在。
あと、実は僕らがやってたフリーペーパーにも出ていただいたりしてます。
最近だとアニエスべーのデニムを監修したり
業界ではジーパンといえば牧田耕平ってくらいの有名な方で。
で、あれは確か去年の暮れ
うちの事務所で耕平さんと喋ってる中で「ジーパン作ろう!」ってなって
とんとん拍子で進んでいった感じ
ここだけの話、実は始めは「TMCのジーパン」を作ってもらう予定でした
でも、「ボクタノのジーパン」を耕平さんに作ってもらう方がより面白そうだし
その作る過程も含めて楽しめそうだと思って
で最初の打ち合わせで
リーバイスやリーみたいなメジャーブランドじゃなくて
フォアモストとかみたいなストアブランドのイメージがボクタノジーンズのイメージに合うかも
とか
全体のシルエットはスッキリしていて、ボクタノTeeを着て似合う感じ
とか
ジーパンは初めてって方にも穿いて欲しい
とかとか
他にも色々と要望を出して、その上で最終のディテールだったりデザインのまとめは
耕平さんに丸投げしました
いわゆる監修
そう ”牧田耕平監修” のボクタノジーンズ
それがこのジーパンを伝えるときに一番相応しいかも
こうして今考えればかなり贅沢なボクタノジーンズの製作が始まりました。
そこから数回のミーティングと
SAMPLE、修正を経てあのムービー撮影当日
大阪某所にある工場にお邪魔したのですが
そこの職人さん(一人でされてます)がとんでもなくて。。
生粋のミシンオタクで、部屋の中はオールドのミシンだらけ
机には修理待ちのミシンもたくさんあって
そのミシン達を自分の手で修理し
そのミシンを使ってもの作りをするという
なんとも変態な(いい意味で)方でした。
通常は古いジーンズのディテールを真似て作ったりで終わるところ
その方は、ミシンの構造を熟知した上で
この当時のミシンはこの縫い方しかできないから、ここがこうしか縫えなくて、だからこのディテールが生まれる
そんな感じでジーパンを追求しているまさしくプロフェッショナル!!
一見シンプルでおしゃんな感じに仕上がっている雰囲気のボクタノジーンズ
中身はこんっこんなんです!!
それでは、前置きが長くなりましたが
商品の説明をしていきましょう!!
まずジーンズの顔
顔と言っておきながらそれはバックスタイルではないかと私は思います
赤い本革製のパッチ
BOKU HA TANOSIIが箔押しにて。
因みにTHE BLUESTとはTHE UNIONの中のデニムラインの名称
このパッチも一枚一枚大阪の工場にて
実はTMCやボクタノの財布を作っていただいている職人さんの手仕事
通常はサイドにつくことが多いピスネーム
このポケット口に付ける感じはストアブランド的なアウトプット
レーヨン素材を赤く染め上げて作ったBOKUTANOピスネームは拘りの一つ
この写真がわかりやすいかな?
バックポケットの下部分に当て布を止めるステッチが見えますか?
これ裏を見ると実はボクタノの総柄スレキ!
見えないところに拘る日本的美学
これは痺れるぜ!!!!
ポケットのステッチング
向かって右側だけミシン目が飛んでるみたいになっているのは
その当時のミシンに返し縫い機能が無いから。
このボクタノデニム、実は隠しリベット仕様なんですが
リベットの際ギリギリを狙うステッチワークだったり
ステッチの幅、曲線の感じなど萌えポイント多数
次はフロントいきましょう!!
THE BLUESTの黄色いタグが腰部に、ボクタノのボタンと上下で並ぶコントラスト
良き。このカットも萌えるわー
この特徴的なフロントポケットのカッティングは、耕平さんが作るデニムに搭載されていることの多い
通称「ウェルカムポケット」というディテール
名前の通り手を迎え入れてくれるような、つっこみやすい形状のこのディテールは
Leeのフリスコパンツなど、オールドのワークパンツに見られたディテールを参考にしており
古いディテールを参考にしながらも現代にオリジナルとして上手く昇華するTHE UNIONのモノ作りを象徴している場所かと思います
ウェルカムポケットという名前も良い。
因みに縫製は面倒くさいので工場さんには嫌がられるらしいです。。
サイドステッチにはキーカラーの赤をさりげなく
この赤の配合具合は本当に難しいところで
入れすぎると安っぽくなるし、逆に何もアクセントがないと味気なくてボクタノっぽくないし
このボクタノジーンズはそこんとこ絶妙な配合具合に仕上がっております!!
フロントはジッパー仕様、ボタンはスナップボタンタイプ
そうです、この辺りもストアブランド感を意識した場所で
ゴリゴリなヴィンテージ感を中和する抜け感的な役割も。
あと、ジッパータイプはトイレとか脱ぎ穿きに便利ですし
何かとメリットが多い
因みにUNIVERSALのジッパー
あと忘れちゃいけないのが
フロントポケットのスレキも赤を使ってるところ
おそらく穿き込んでいくとウェルカムポケットの口がめくれてチラリズムすることでしょう
生地は 13.5オンスの岡山産セルビッチデニム
力織機で織った生デニムです
耳付きですが防縮加工がかかっているので
ワンウォッシュ後もほとんど変わらない着用感なのは嬉しいポイント
生機だと数インチ縮んでしまってサイズ選びが難しいので
初めて生デニム穿きますって方にもチャレンジして頂きやすいと思います
では最後に
イーグルに穿いてもらいましょう
イーグル野村 (174cm 58kg)
着用サイズ W32
因みにワンウォッシュしてます
どうでしょう
見た目はほんとにスッキリしていて
上品な印象さえ受けるくらいの美しいシルエット
でも実は、ゴリゴリのディテールが詰め込まれたマニアックな作り
本当にめちゃくちゃ良い仕上がりになりました!!!
ボクタノジーンズ「THE BOKUTANO DENIM」
SIZE w30. w32. w34. w36
PRICE ¥24,000- ( in tax ¥26,400- )
Made in OSAKA
やっぱり直接見て穿いてから決めて欲しいので
今はTMC Friendly SHOPでのみお取り扱い中ですが
要望も多く頂いておりますので
今後はONLINEでも販売があるかもです
とりあえず、一度穿いてみてその良さを感じて欲しい
そんな逸品に仕上がっております!!!
それでは、長い間お付き合い頂きありがとうございました。。