モンゴリングヂャケットの紺ブレ

モンゴリングヂャケットの紺ブレ

一番最初にリングヂャケット様でスーツを作っていただいたのが2016年

 

 

 

 

 

なんで、もう5年も前になるんですね。。

 

 

 

でその頃から存在は知っていて

 

ずっっっと使いたかったボタンがこれ

 

 

 

 

 

 

DEAD STOCKの ”魚ボタン”

 

実は長年リングヂャケットの倉庫に眠っていたらしく

 

 

DEAD STOCK好き且つ魚好きである僕たちは

 

これをめちゃくちゃ使いたかったのですが

 

 

まず初めに作るならスーツでしょって事で、このボタンを使うことは断念したんです。

 

 

 

その翌年はWネームでローブコートをリリースして

 

 

 

 

で気がつけば数年が経っていました。

 

 

 

そんなコロナ禍のある日

 

お世話になっているリングヂャケットの半田さささんから急に連絡があり

 

 

「伺っても良いですか」との事で

 

 

僕らも「良いですよ!多分今回はお仕事頼めないと思いますがW」

 

くらいの軽い感じだったんです。

 

 

でも、当日持って来て頂いたブレザーと生地がめちゃくちゃ良く

 

そして徐に取り出した「魚ボタン」

 

 

 

これで完全ノックアウト

 

絶対にいる!ってなってしまって

 

 

その場で即お願いすることにしました。

 

 

 

 

 

 

ブランドが始まって8年

 

僕ら二人も、少々歳を取って

 

子供も大きくなっていく中で欲しい服も変わっていき

 

ちょーど授業参観に羽織って行ける様な洒落たジャケットが欲しかった!

 

 

 

それに、この時進行中だったボクタノジーンズに合わせたら

 

鬼の格好良さなのが容易に想像できてしまったので。。

 

 

 

 

 

で先日

 

待ちに待った紺ブレちゃんが遂に仕上がってきたわけです!!

 

 

 

 

 

良い。

 

早く授業参観に行きたい。

 

 

 

 

新しく買った服を着たいが為にどこかに行く

 

コロナ禍でちょっと忘れてしまっていた感覚でしたが

 

オシャレをして出掛ける楽しさを再確認

 

 

 

正直アパレル業界にはかなーり厳しい時代になりましたが

 

絶対になくしてはいけない感覚だし

 

やっぱり楽しいよねファッションって。

 

 

 

っと話が逸れました。

 

 

 

 

 

 

 

そんな日本を代表するクロージングブランド「RING JACKET」様の工場に

 

先日お邪魔する事ができたのですが、これがまた凄かった。。

 

 

 

『注文服のような着心地の既製服を作ろう』

 

この合言葉のもと制作される洋服は

 

抜群の着心地と着用時の格好良さが両立されていて。

 

 

これって本当に難しいことで

 

 

着心地を良くしようとするとリラックスしたシルエットになるし

 

反対にシャキッとカッコ良い背筋の伸びる服は若干窮屈になるし

 

 

でもリングヂャケットの洋服は

 

パターンメイキングと縫製の技術によってその両者を兼ね備えているんです!!

 

 

これは袖を通して頂ければ、すぐにお分かり頂ける筈。

 

 

 

 

 

パターン室とパタンナーの谷さん

 

偶然にも専門学校の先輩でした

 

 

 

 

加湿、加熱を行い上下左右のゆがみやシワを取ったり、ストレッチ性を均等にすることで

 

生地を織り上げた時の状態に戻す「縮絨機」が自社工場にあるところは少ないとのこと

 

 

 

 

自動裁断機や自動延反機ももちろん完備

 

でもチェックなどの柄物は柄合わせが重要なので手裁断

 

 

 

 

 

そして、ここが心臓部の縫製場

 

 

特に胸のドレープを作る為の芯すえと

 

距離が異なる生地を立体的に仕上げるいせ込みが圧巻で

 

写真撮る気満々でいたんですが圧倒されて忘れてました。

 

 

 

 

あと、地味ですがかなり重要なプレス作業

 

 

 

 

右肩、左肩など各部分ごとにプレス機が用意されており

 

凄まじいまでの拘りに脱帽でした。(帽子被ってますが)

 

 

 

 

参考までに左が未処理、右がプレス後

 

一目瞭然ですね。立体感がまるで違います

 

 

 

 

 

と、ここでは紹介しきれませんが

 

完成まで気の遠くなる様な手間隙をかけて出来上がった今回の「紺ブレ」

 

 

 

 

 

 

 

気になる詳細をどうぞ

 

 

 

 

 

 

形番は293

 

ゴージラインの低いクラシックなダブルブレステッドでありながら

 

着てみると想像以上にすっきりとしており

 

ボタンを開けて着てももたつく事がないクラシック&シャープなシルエット

 

袖口は筒袖仕上げで、カーディガンの様にラフに羽織って頂けます

 

(袖ボタンは付属しているのでお好みでお直しも可能)

 

 

 

 

 

 

ファブリックは「VITALE BARBERIS CANONICO」社のキャバリーツイル

 

カノニコはイタリアの名門高級生地メーカーなのでご存知の方も多い筈

 

(着る時はこのタグは取ってね)

 

 

 

 

 

英国騎兵隊をルーツに持つキャバリーツイルは

 

ウールでありながら経年変化も期待できるような打ち込みの強いガシッとしたファブリック

 

芯地を一切使用しない一枚仕立てで仕上げているので通年着用して頂けます。

 

 

各所に入るハンドステッチングが抜群に効いてますね!!

 

 

 

 

 

 

重要ポイント!!

 

立体的で驚くほど動きやすいリングヂャケットの秘密はこの肩

 

 

 

 

前後で長さの異なるパターンをいせ込んで立体的に仕上げることで腕の可動域を広げ

 

さらに前に振ることで人の体、特に日本人の体にフィットする仕上がりになる訳です。

 

 

吸い付く様な着心地と軽さは魔法のようで本当に不思議

 

これぞ、熟練の職人さんの技術と経験の賜物でしょう。

 

 

 

 

 

 

 

そしてそして

 

 

 

 

きました

 

シルバーのお魚ボタン

 

 

 

 

 

 

 

堪らん。何の魚かわかりませんが(鮭かな?)

 

こんなボタンが存在したことと、それがRING JACKETに眠っていたことに感謝です

 

 

 

 

 

 

タグはバッチリダブルネーム

 

 

 

有難い。

 

 

 

 

 

《 TMC × RING JACKET「紺ブレ」》

 

SIZE 46.48.50.52

COLOR Navy

MATERIAL Wool 100%

PRICE ¥90,000- (¥99,000-)

 

 

サイズ感ですが

 

46(S.M) 48(M.L) 50(L.XL) 52(XL〜) くらいの感じ(あくまでニュアンスです)

 

どう着たいかと体型によって変わります

 

 

参考までに

 

安藤(170cm 63kg なで肩)はTシャツの上にジャスト目に着たいので46をチョイス

山本(173cm 66kg いかり肩)はちょっとゆるく着たいのと最近太ってきたので48をチョイス

イーグル野村(174cm 58kg ややいかり肩)は色々な着こなしを楽しみたいので50をチョイス

 

 

あとRING JACKETのジャケットは、いせの量が多く立体的な分ワンサイズからツーサイズくらいなら余裕でカバーしてしまいます

 

安藤も実際に46から50まで着れます(大袈裟じゃなく)

 

 

本当に一番良いのは、やはりお店で試着して頂くのがベストなんですが

 

遠方のお客様も多いのでご参考になれば幸いです。

 

 

 

 

 

 

 

では最後に

 

イーグル野村に着ていただきましょう!!

 

 

 

 

まずは限定色の秋色ボクタノと

 

SIZEは50です

 

 

 

ボンスリのカーキにスリッポン

 

暖色系で合わせてカジュアルながら大人っぽいコーディネート

 

 

 

 

前を閉めたらシャープさが出ますね。

 

ボンスリとの相性は抜群です!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お次はボクタノジーンズと。

 

足元はさらっと90'sのコンバース

 

因みにSIZEは48

 

 

 

 

インナーは素肌に新世界シャツでセクシーに

 

濃紺とキャメルのコントラストが良い!

 

 

 

 

てか

 

これでもかと言うくらいにキメてくるイーグル野村

 

 

 

 

流石に男前。

 

 

 

 

 

 

そして最後はトライアングルパーカーと

 

これはSIZE50

 

 

 

エンジのパーカーと

 

チノのボンタンをゆるーく合わせてカレッジテイストに

 

 

 

 

ポイントはボンボンニットですかねー

 

とはイーグル談

 

 

 

 

こういったハズしも大アリですね

 

 

 

 

 

 

どうだったでしょう?

 

僕らが着たい物を作った感がかなり色濃い今回の紺ブレ

 

まあTMCはそんなアイテムが元々大半なんですが

 

 

 

このBLOGで魅力が少しでも伝わっていれば嬉しいです

 

長い間お付き合いありがとうございました。

 

 

 

では皆様、カッテカッテクダサーイ!!

 

 

 

 

 

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