結構前から細々とやっている「recover」というラインをご存知ですか?
一番最初にrecoverしたのはアメリカ(一部日本)で買い付けたTシャツ達でした(2017年)
1点1点厳選して買い付けてきたTシャツ達
その頃は毎回イベントを開催して販売していて
そうすると、どうしても売れ残ってしまう物が出てくるのは仕方のないことで
さらに売れ残ったものには目垢がついてしまいさらに売れない悪循環
かといって、すぐに値引きして売るのも違うし
いいと思って買い付けてきた物、決して悪い物ではないし
うーん。。。
それとあともう一つ
どうしてもユーズドなので汚れがあったりで、洗濯して落ちるかなと思って買っては来たけど
どんだけ頑張っても落ちなかったどーしようもないヤツ
こいつらどーしたものか。。。
これらを解決できる何かナイスな方法はないものか。。。
.....そこで思いついたのが、「recover」するということでした。
「取り戻す」「回復する」などの意味を持つ「recover」
リメイクではなく ”リカバー” というところがポイントで
切ったり縫ったりすることなく「黒く染める」という ”カバーアップ” を施し、もとのボディのカラーを統一
また染めることでプリントにも変化が現れて
例えばラバープリントは、割れ目部分に染み込んで染まったりプリントによっては色の変化で写真のネガの様に見えたり
ポリの糸は染まらないので、元のカラーのステッチだけが残りアクセントになったりと
プリントの種類や色、元のボディの色や使っている糸の種類など
色々な事柄が作用し合って、仕上がりはいつもいい意味で予想を裏切ってくれます
黒に染めるだけで大きく印象は変わります
手を加える部分を最小限にして
元の味を生かして見え方を変えてあげるというか
こちらも見方を変えるというか
そんなアプローチでした。
そんなわかりにくいアウトプットの「recover」も
共感いただける方がごく少数いらっしゃって
購入いただいた方の中には
「コンセプトがいいと思ったんで、最終プリントよりもサイズ感で選びます」っていう
猛者も居られました。
そんなこんなで
単色染めだけでなく
ブリーチ加工やタイダイ染め
「Piko」 を集めてrecoverしたり
Tシャツ以外のライトフランネルや
XLサイズのM-65モッズなどなど
冒頭にもお伝えした通り細々と活動してきました
そして
サスティナブルサスティナブルと呪文のように謳われるようになった昨今
そろそろ「recover」の時代到来かー!と
満を辞して投入したのが、今回ご紹介するこれですこれ
ジーパンといえばでお馴染み
Levis501をベースに製作した 「recover ”Black Denim"」
シルエットは全く手を加えずに黒く染めカバーアップしました
最近ブラックデニムが穿きたいなーと思っていて
何か制作しようかと思っていたのですが
「いや待てよ、倉庫に数年前に大量に発見し買い付けたUSEDの501がある」と。
そこで、数本ピックアップして黒く染め上げてもらったって訳です
その後
バックポケットを跨ぐように「recover」をプリント(COCOLULU意識)
プリント部分は全てカラーを変えております
単色、グラデーション、リフレクターetc
もともと同じ品番でも年代や生産国、縮み方によってシルエットは違うので
全てフィット感も違う1点ものです
革パッチは以前COMUSUBIで使用した事のあるブラックレザー
&
もし穿きすぎて破けたり、転んで穴が空いた時の補修用に
recoverのワッペンも付属しております
お手持ちの気なくなった洋服を染めて
このワッペンを貼ってカスタムするのもアリかなと思います。
recover "Black Denim"
SIZE W30〜W34
PRICE ¥16,500- (税込)
お値段も控えめに設定しておりますので
是非店頭で穿き比べて お気に入りを見つけてください!